能美市 K様邸 古民家再生リフォーム事例

国際交流の場に
~ここは篆刻(てんこく)ワンダーランド!~
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リフォーム前

リフォーム前見取り図

リフォーム後

リフォーム後見取り図

リフォーム前のお施主様の悩み・ご要望

  • 芸術家(篆刻家)である施主の娘さんが、古民家である実家を、将来は地域の特性を活かした国際文化交流サロンにしたいという思いがあった
  • 昔ながらの古民家の手法を継承・採用しつつ、娘さんの作品にもあう空間にされたい。
  • 外国人の芸術家の友人たちをゲストに招き入れる。(娘さん)
  • 作品を展示するギャラリーを併設されたい。
  • 建具や天井はなるべく残して再利用されたい。
  • 家がかたがっており、耐震が不安。地震に強い構造にしたい。
  • 住空間は暖かく快適な住まいにされたい。



外観

リフォーム前

リフォーム後


外壁は白のサイディングとし、瓦は地場産の「小松瓦」を新たに葺きかえた。「加賀庇」と呼ばれる地域に伝わる細工の庇とし、格子をあしらい重厚で風格ある古民家を再現させた。


玄関

リフォーム前


リフォーム後


昔からの工法を再現した三和土(たたき)土間とし、日本の文化のよさを次世代に伝える提案をした。



建具を家の顔に。左は既存の建具。中は魯山人の家の建具をモチーフとし既存の建具を再生。右は施主の娘さんの作品をはめ込んだ建具。


中次の間

リフォーム前

リフォーム後


玄関から中次の間をみる篆刻が映えるよう中国式の門構えをイメージしプラン。


階段

リフォーム後


既存を残した階段。外国人のゲストに、あえて急な階段を体験していただこう。下に置いた棚はこの地域の骨董である「ふんだな」とよばれる棚。


奥の間

リフォーム前

リフォーム後


ゲストを迎える床の間。壁は珪藻土に塗り替え、外国人が快適に寛げるように座卓に合わせ掘りごたつ式とした。


トイレ

リフォーム後


節水式のタンクレスタイプのトイレをおすすめした。手洗いカウンターは地場産の無垢のクリ材を使用。



篆刻をデザインモチーフにしたステンドグラス。トイレと洗面の建具に使用した。



ギャラリー

リフォーム前


リフォーム後


和室と廊下のあった場所にギャラリーを設けた。窓は他の窓とイメージを変えて連窓とし、和風の外観にモダンなアクセントとし、ギャラリーの存在感をアピールする工夫をした。




解決方法・工夫点

  • 日常の生活空間を固め、居間として使っていた離れていた部屋をギャラリーとする提案をしました。
  • 家のかたがりは一部ジャッキアップし補修。フルスケルトンとし基礎を固め、所々に筋交や構造用合板を入れて耐震構造にし安心な住まいに。
  • 将来は日本文化を活かした国際文化交流サロンにされたいとのことで、日本と中国を融合させた空間をイメージしプランしました。

お施主様の感想

生活スタイルの変化

  • 期待以上の仕上がりにとても満足しています。特に玄関のたたきと取次の間が気に入っています。
  • 日常の生活空間がまとまったことで、生活動線も短く、本当に便利に快適になりました。寝室も近くなり、安心して生活できます。
  • 断熱したことにより、スキマがなくなり、暖かく快適になりました。
  • 基礎を固めて耐震構造にしたことで、本当に安心して娘に家を渡せます。


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