能美市 M様邸 連続受賞事例
将来を見据えた可変性リフォーム ~渡り廊下が活かされたとき~
日本住宅リフォーム産業協会デザインコンテスト第19回中部北陸支部(2011) ノーリツ賞
リフォーム前 |
リフォーム後 |
リフォーム前のお施主様の悩み・ご要望
- 今まで家族4人で一緒に寝てきたが、子供の成長に伴いそれぞれの子供部屋が必要になってきた
- 2部屋それぞれ広さは6帖くらいは確保したい
- ご主人の趣味は大工仕事。無垢材の手触りが温かくて好きなので、子供にも自然素材の感覚を味わってほしい
子供部屋
リフォーム前 |
リフォーム後工事中出てきた梁を見て、急きょ梁を表に出すことにしました。それに合わせて照明も変更。梁でメリハリもつき、無垢の床材や建具にも合った雰囲気に仕上がりました。コルクボードもあり、お気に入りの写真や絵などを貼る事ができます。押しピンの跡も気になりません。 |
廊下
リフォーム後圧迫感がでないよう、壁のラインと柱で工夫しました。ギャラリー風にし、ガラスブロックで明るさも確保しました。 それぞれの子供部屋入口前にホッとするスペースを設けました。無垢カウンターに可愛い小物を飾る事ができ、温かみのあるコーナーになりました。 |
トイレ
リフォーム後清潔感のある白を基調としたトイレはグリーンのアクセントクロスでおしゃれでナチュラルな印象。 |
解決方法・工夫点
- 母屋と若世帯の間の建物が物置スペース兼通路になっており、あまり活用されていなかったのでこの空間を子供部屋にしました。
- 子供部屋を6帖ほど確保するとなると母屋と若世帯をつなぐ廊下が狭くなり圧迫感を感じるので、柱1本分だけ子供部屋側に壁のラインをずらし、廊下が少しでも広くなるようにしました。廊下は凹凸をつけ、飾棚を設けたりとギャラリー風に仕上げ、長い廊下も楽しく行き来できる工夫をしました。
- 無垢フローリングと無垢建具は既存の梁とも相性がよく、温かみのあるお部屋になりました。
お施主様の感想
生活スタイルの変化
子供たちはそれぞれ自分だけの部屋をもち、毎日ワクワクしながら生活しています。
ギャラリー風の廊下ができ、母屋への行き来もスムーズにできるようになりました。
リモデルしてスマイルになったこと
可愛い子供部屋の雰囲気に合わせて、学習机も手作りしました。親子ともども毎日ワクワク、とても喜んでいます。