小松市 K様邸 連続受賞事例
地産地消「まんまる」古民家
TOTOリモデルスマイル作品コンテスト2010 自由テーマ 優秀賞
リフォーム前 |
リフォーム後 |
リフォーム前のお施主様の悩み・ご要望
- 昭和初期に建築された建物。リフォームを繰り返しているが古いところも多く空間がチグハグで生活しずらい。
- お客様を迎えられる素敵な玄関と応接室が欲しい。応接室はご主人の第二のリビングとしても活用したい。
- ケヤキの柱など立派だが、部屋が通路となっており無駄な空間が多い。
- 庭が全く活用されていない。
- 台所が独立しており孤立感がある。
- トイレへの通路が幅50センチしかなく危ない。
- 段差がたくさんあり、おばあちゃんに危険。
- 家事の動線が悪く、収納が少ない。
- 昔の家で、夏は涼しいが、冬は寒い。
外観
リフォーム前 |
リフォーム後格子をあしらい落ち着いたイメージに。 |
玄関ホール
リフォーム前 |
リフォーム後家の顔となる丸窓。朱塗りの能登産珪藻土やヒノキ材カウンター、流木など地場の素材をふんだんに使用。 |
LDK
リフォーム前 |
リフォーム後隠れていた梁を出して大空間とした。 |
第二リビング
リフォーム前 |
リフォーム後いろりを再生させた第二リビング雪見障子から庭が楽しめる。 |
トイレ
リフォーム前 |
リフォーム後既存の窓を利用しつつ、障子貼りとする。ヒノキ材を使用した無垢のカウンター。 |
庭
リフォーム後減築し、土縁とした。夏は夕涼みができる。 地元手取り川のこま石を使用。 |
解決方法・工夫点
- 築82年のこの地方に息づく古民家。地産地消をテーマに「いろり」の再生や以前のリフォームでふさいでしまっていた梁を再び露出するなど地域の特性を活かしたリフォームを推奨。
- お年頃の娘さんがいるのでいつでもお客様を迎えられる空間にしたいとのこと。玄関に丸窓を設け古民家にあう和風モダンなデザインとした。
- ご要望にはなかったLDK空間をリフォームする事をおすすめした。ダイニングキッチンは梁を露出させ重厚な空間に。
- 客間兼第二リビングは居間からの続き間とした。一部減築し中庭が眺められるよう設計。
- トイレはお母様の寝室にも近く安心な住まいに。また九谷焼ボウルや取手でお客様をお通しできる素敵な空間に。
- 南側にサンルームを設け、生活機能を向上させた。
お施主様の感想
生活スタイルの変化
- 誰もも楽しめなかった中庭が、活きたのがとてもよかったです。ダイニングからも、第二リビングからも庭を楽しめてとても満足しています。
- 廊下を真ん中に設けたことで、プライバシーを確保でき、とても快適になりました。
- 玄関のイメージがガラッと変わり、期待以上の素敵な仕上がりになりました。
- 玄関収納もたっぷり増え、姿見もあって娘二人も喜んでいます。
リモデルしてスマイルになったこと
(ご主人)
「古民家のよさを残しながら、モダンな雰囲気となりとても満足しています。土縁ができたので、庭でバーベキューや花火をして活用したいなあ。」
(奥様)
「孤立していたキッチンから、リビング、第二リビングとつながり、家族とのコミュニケーションがとれるようになり本当に良かったです。(おばあちゃん)
「本当にいいのになったわ。玄関の丸い窓がとても素敵で大好き。いっつも眺めています。」