加賀市 K様邸 連続受賞事例
100年の想いを残す家
日本住宅リフォーム産業協会デザインコンテスト第19回中部北陸支部(2011)
玄関ホール優秀賞
玄関ホール優秀賞
リフォーム前 |
リフォーム後 |
リフォーム前のお施主様の悩み・ご要望
- 家族もあまり使用していない北向きの暗い玄関を明るくしたい
- おじい様が大切にしていた欄間や古い物を活かしたい
- 家が大きく、使ってない部屋がある。維持管理しやすく、有効的に部屋を使いたい
- リビングダイニングが暗くて、寒く、じめじめしている
外観
リフォーム前 |
リフォーム後北向きだった玄関を東向きに変えました。 玄関前にはアプローチも付け、足元も安心です。 |
玄関
リフォーム前 |
リフォーム後玄関を東向きにしたことで朝日が差し込み、とても明るくなりました。漆の目透かし天井、木戸、欄間、縁側収納戸、天井竿、大黒様...ご先祖が大切に残した既存品を家の顔でもある玄関に集結させました。 想い出の欄間も大切に移設しました。 縁側の竿と収納戸、そして既存の瓦よりお連れした大黒様。 |
居間
リフォーム前 |
リフォーム後居間の位置は変えず、既存の漆の建具、明かり窓、障子戸をリメイクしました。 既存の明かり窓には二俣和紙を挟みこみました。 |
ダイニングキッチン
リフォーム後自然の風や光が入る東側、南側にダイニングを設けました。 対面キッチンにしたことで会話もはずみます。 縁側だった部分をキッチンにし、天井の竿はポイントとしてそのまま活かしました。 |
洗面脱衣所
リフォーム後ダイニングキッチンから直接行ける洗面室。忙しい時間帯でもゆとりの動線となっています。 |
トイレ
リフォーム前 |
リフォーム後大きな窓から光も差し込みます。お手入れ面も考えたゆったりとしたトイレです。 九谷焼の手洗いボウルと取っ手を使用。トイレの可愛いアクセントとなっています。 |
解決方法・工夫点
- 北向きで暗かった玄関を東向きにかえました。朝日が入る明るい空間になり、気持ちよく出かけられるようになりました。
- 既存の内玄関の木戸を塗装して移設、また和室だった部分の漆の目透かし竿天井、縁側だった天井の竿、収納戸を再利用しました。大切にされていた欄間をポイントで使用したことにより、より表情のあるこだわりの玄関になりました。
- 必要な空間を確保した上で、減築もしました。動線もよくなりました。
- 緑が多く、自然の風や光が入る東側、南側にダイニングを設け、お悩みを解消しました。対面キッチンにしたことで会話がはずみます。
お施主様の感想
生活スタイルの変化
気持ちのいいダイニングに家族みんなが集うようになりました。玄関も今では家族みんなが使うようになりました。
リモデルしてスマイルになったこと
明るいダイニングでは食事後も話をしたり、家族で過ごす時間が増え、絆が深まりました。主人が晩酌していると娘が来て、仲良く話しをしています。そんな家族を見ていて、あたたかい気持ちになります。ほんとに頼んで良かったと感じる瞬間です。玄関も皆が気に入っています。「旅館みたい!」との嬉しい声も聞くことがあり、喜んでいます。